2025.04.08 「本当に大切なことに向き合うには」

私たち看護師は、診療補助や処置、患者対応といった日々の業務に常に追われています。緊急性の高いタスクに応じることが多く、気がつけば目の前の対応で一日が終わってしまう、そんな日常に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。

そんな中で改めて大切だと感じるのが、「第3の習慣 最優先事項を優先する」という考え方です。これは、今すぐに必要ではないけれど将来にとって重要なことに、意識的に時間を使うという姿勢を意味します。たとえば、スタッフ間の信頼関係を深めるコミュニケーションや、業務の改善点を見直す時間、あるいは後輩への指導などがそれにあたります。これらはすぐに成果が見えるわけではありませんが、長い目で見れば確実にクリニック全体の成長につながる、まさに「最優先すべきこと」です。

「忙しいからできない」のではなく、「大切だからこそ時間をつくる」。この意識を持つだけで、自分自身の行動の選び方が変わります。日々の業務の中でも、優先順位を見直し、自分にとって、チームにとって、本当に価値ある時間の使い方を意識していくこと。それが働く私たち自身の満足感や成長にもつながっていくと、改めて実感しました。

どんなに忙しくても、未来に投資する行動を忘れずに。今日の一歩が、より良い明日をつくる礎になると信じています。

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