2025.04.04 「看護や患者対応の現場」

本日は朝礼にて、スティーブン・R・コヴィー博士の名著『7つの習慣』より、「第1の習慣:主体的である」についての共有が行われました。この習慣は、自らの人生や仕事に対して、自分の意志と選択に基づいて行動する姿勢を意味しています。対照的に、反応的な態度とは、環境や他人の言動に左右されて行動し、自分の感情や選択を他者に委ねてしまうものです。

私たちの職場、特に看護や患者対応の現場では、予想外の事態やプレッシャーが日々発生します。そうしたときにこそ、「自分はどう行動するか」を選び取る力、すなわち主体性が問われます。たとえば、忙しい時間帯にクレーム対応が重なることもありますが、そのような状況でも「今、自分にできる最善の対応をしよう」と前向きに行動することで、周囲にも良い影響が波及します。

主体的であるためには、「自分の影響の及ぶ範囲に意識を集中する」ことがポイントです。これは、自分の力では変えられない事柄に振り回されるのではなく、自分が直接影響できる行動に注力することを意味します。目の前の一人ひとりの患者様に対して、どれだけ真摯に向き合えるか。その積み重ねが、チームの信頼を築き、組織としての力を高めていきます。

 

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