2025.11.15 「患者様にどうなってほしいか」

本日の朝礼では、「7つの習慣」の中から第2の習慣である「終わりを思い描くことから始める」についての発表がありました。この習慣は、日々の業務や行動の目的やゴールを明確に意識することの大切さを教えてくれます。私たちが日々行っている医療行為や患者様への対応も、ただの作業ではなく、その先にある「患者様にどうなってほしいか」というゴールを描くことで、その意味が大きく変わります。

たとえば、診察の誘導をスムーズに行うことで患者様に安心していただくこと、必要な説明を丁寧に行うことで不安を軽減すること、処置後には「ここに来てよかった」と思っていただけるような対応を心がけることなど、こうした「理想の終わり」を先に描くことで、行動の質は格段に高まります。ゴールが明確であればあるほど、優先すべきことが見えやすくなり、迷いや無駄が減り、同じ時間でもより効果的な医療を提供することができます。

特に忙しい日や、判断を求められる場面では、この習慣が大きな力となります。「この患者様にとっての最善の結果は何か」を一瞬でも考えることで、私たちの行動に軸が生まれ、ブレない対応ができるようになります。今日も、目の前の業務をただこなすのではなく、それぞれの患者様にとっての「良い終わり」を意識しながら、チーム全体で思いやりある医療を届けていきましょう

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