2024.12.08 「任せる力とは?」
第3の習慣である「最優先事項を優先する」では、自分だけでなくチーム全体の成長を目指すために「任せる力」の重要性が語られます。これは単なる効率化ではなく、信頼を基盤にした相互成長のプロセスを築くものです。特に忙しい医療現場において、全員がこの考えを共有することで、より強いチームを作ることが可能になります。
忙しい毎日の中で、どれを優先すべきかを考える「7つの習慣」の第3の習慣「最優先事項を優先する」。今回の朝礼では、この習慣から「任せる力」の重要性について話し合いました。私たちは日々、業務を効率的に進めることを求められますが、その中で「任せること」がチーム全体の成長に繋がることを改めて実感しました。
「任せる力」とは?
任せることは、単に自分の負担を減らす行為ではありません。それは以下のような重要な役割を果たします
- 成長の機会を提供する
•後輩や同僚にタスクを任せることで、新しいスキルを学ぶ機会を与えます。
•初めて任された人にとっては、その経験が大きな自信につながります。 - 信頼関係を築く
•タスクを任せることは、相手への信頼の表れです。
•「あなたならできる」というメッセージが相手のモチベーションを高め、次の挑戦への原動力になります。- チーム全体の効率向上
•自分がすべてを抱え込まずに任せることで、自分は他の重要なタスクに集中でき、チーム全体の生産性が向上します。
- チーム全体の効率向上
医療現場では、一見すると「自分でやったほうが早い」と思えることが多々あります。しかし、そこをあえて後輩や同僚に任せることで、結果としてチーム全体が成長し、より良い医療を提供できる環境が生まれます。例えば、患者さんとのコミュニケーションを新しいスタッフに任せる場合、最初はぎこちないかもしれません。しかし、繰り返し経験することで、次第にスムーズになり、患者さんからも信頼されるスタッフに成長するでしょう。
「任せる力」を実践することで、チーム全体の生産性が上がり、個々の成長が加速します。これは医療現場だけでなく、どの職場にも応用できる考え方です。ぜひ、「任せる」という行動を恐れずに一歩踏み出してみてください。