2025.11.05 「自分の理想像」

本日の朝礼では、「7つの習慣」の中から第2の習慣である「終わりを思い描くことから始める」についての共有がありました。この習慣は、自分がどうありたいかというゴールを明確にし、そこから逆算して日々の行動を選び取っていくという考え方に基づいています。目的をはっきりと定めてから行動に移ることで、目の前の業務にも一貫性と意味が生まれます。


医療の現場では、日々の業務が忙しく、どうしても「こなす」ことに意識が向きがちですが、だからこそこの習慣が重要であると感じます。たとえば、治療中の患者様に対して、「この方に最終的にどのような状態になっていただきたいのか」というゴールを先に思い描くことで、私たちの接し方や言葉かけ、説明の丁寧さも変わってきます。ただ処置をするのではなく、その方が笑顔を取り戻し、自信を持って日常を過ごせるようになる姿を想像することで、私たちの行動にも自然と優しさや誠意が表れていくのです。

また、この習慣は自分自身にも当てはまります。どんな心持ちで一日を終えたいか、どんな表情で業務を終えるのかといったビジョンを朝のうちに明確にしておくことで、小さな行動の選び方にも軸が生まれます。スタッフ一人ひとりが「自分の理想像」に向かって行動することは、組織全体の在り方にも良い影響を与えるはずです。

本日一日、「患者様の安心と治癒の信頼」というゴールをしっかり意識しながら、それぞれの業務に臨んでまいります。

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