2025.10.20 「スタッフ間のコミュニケーション」
本日の朝礼では、事務リーダーの柴田さんより『7つの習慣』の中から第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」についての発表がありました。柴田さんは、医療事務の仕事が患者様との最初の接点であり、安心と信頼を築く大切な役割を担っていると述べました。忙しい日常業務の中では、どうしても「早く対応しなければ」「正確に説明しなければ」と考えてしまいがちですが、本当に必要なのは、まず患者様の声に耳を傾ける姿勢だと強調されていました。

たとえば、「この薬、前と同じでいいですか?」という一見シンプルな質問の裏には、過去の副作用や他の薬との併用に対する不安が隠れていることがあるとのことです。そうした心の声に気づくには、相手の立場に立って真摯に聞く姿勢が不可欠であり、それが結果的に患者様との信頼関係を築く第一歩になると語られました。また、この「聞く姿勢」は患者様だけでなく、スタッフ間のコミュニケーションにおいても非常に重要であるとの話がありました。日々の引き継ぎや連携の場面で、相手の言葉の奥にある意図や状況をくみ取ることで、よりスムーズな業務遂行とチームワークの向上につながるといいます。柴田さんは最後に、「まず相手を理解しようとすることで、自分の思いもより伝わりやすくなる」とまとめ、今日一日、意識して『聞くことから始める』姿勢で患者様や仲間と向き合っていきたいと締めくくりました。現場の実務と深く結びついた、心に響く発表でした。

