2025.07.30 「自責的・前向きな姿勢」
本日の朝礼では、『7つの習慣』の第1の習慣「主体的である」について、看護師より学びの共有がありました。主体性とは、自分の感情や言動を環境や他人のせいにするのではなく、自らの価値観や目的に基づいて選択し、責任を持って行動する力のことです。医療現場では、患者様の数が多くなったり、予期せぬ対応が発生したりと、思うようにいかないことがしばしばあります。しかし、そうした状況にどう向き合うかは自分で選べるという考え方は、私たちにとって大きな気づきとなります。

たとえば、患者様からの厳しい言葉や、予約の重なりで忙しい場面に直面したとき、「どうしてこんな状況なのか」と嘆くのではなく、「今、自分にできる最善の対応は何か?」と前向きに考える姿勢こそが主体性です。慌てず、落ち着いて、丁寧に接するという選択を自ら行うことで、患者様に安心を届けることができ、それがやがて患者様の信頼や満足度、さらには再来意向にもつながっていきます。
「〜してもらえないからできない」という他責的な思考ではなく、「自分にできることは何か」という自責的・前向きな姿勢が、医療に携わる者としての信頼を築きます。今日一日、自分の言葉や態度に責任を持ち、周囲に流されることなく行動するという意識をチーム全員で共有し、よりよいケアの提供につなげていきたいと感じました。