2025.06.25 「インサイド・アウト」

有明皮膚科クリニックでは、スタッフ一人ひとりがより良い医療サービスを提供できるよう、日々の朝礼で「7つの習慣」に基づいた考え方を共有しています。今回はその中でも、「インサイド・アウト」という視点について取り上げました。

私たちは、患者様や同僚と日々関わる中で、「もっとこうしてくれたら」「なぜこうなるのか」と、周囲に対して思うことがあります。ですが、7つの習慣では、まず自分の内面、つまり“インサイド”から変化を起こすことの大切さを説いています。自分の考え方や行動を変えることで、外の世界の見え方や人間関係も自然と変わっていく。それが「インサイド・アウト」の本質です。

例えば、患者様から厳しい言葉をかけられたときに、ただ反発したり、気分を落としたりするのではなく、「この方はどんな不安や痛みを抱えているのだろう」と一歩引いて考えてみる。それだけで、私たちの対応も変わり、相手の感じ方にも違いが生まれるかもしれません。

医療事務の仕事は、患者様との最初と最後の接点であり、クリニック全体の印象を左右する大切な役割です。その中で、他人の行動に振り回されるのではなく、自分の内面を整えることに意識を向けることで、職場の空気やチームワークにもよい影響が生まれます。

「まずは自分から変わる」。このシンプルだけれど深い考え方は、業務にも人間関係にも応用できる力を持っています。日々の小さな出来事の中で、少しずつでも「インサイド・アウト」の視点を持つことが、よりよい職場づくりと、質の高い医療提供につながっていくと信じています。

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