2025.02.20 「自分の人生の責任を自分で取る」
私たちが日々の仕事に取り組む中で、どのような姿勢で臨むかが結果を大きく左右します。「7つの習慣」の第一の習慣である「主体的である」という考え方は、まさに私たちの働き方や職場環境をより良いものにするために欠かせないものです。

主体的であるとは、「自分の人生の責任を自分で取る」という考え方です。私たちは日々、環境や周囲の人々の影響を受けながら生活し、仕事をしています。しかし、その状況に流されるのではなく、自分でどのように対応するかを選択し、前向きに行動することが主体的な生き方です。たとえば、忙しさや人間関係のストレスを言い訳にするのではなく、その状況の中で自分にできる最善の行動を考えることが重要です。
医療現場では、患者さんや同僚の言動、突発的な業務の発生など、コントロールできない要素が多くあります。しかし、どのような状況であっても、「どうすればより良いケアができるか」「今、自分にできることは何か」と主体的に考え、行動することが求められます。受け身で業務をこなすのではなく、自ら課題を見つけて取り組む姿勢が、医療の質を向上させ、チーム全体の成長にもつながります。
また、主体的な人は「影響の輪」に意識を向けます。影響の輪とは、自分が直接働きかけることで変えられる範囲のことです。たとえば、「忙しくて時間が足りない」と嘆くのではなく、優先順位を考えて効率的に動く工夫をすることも、その一つの例です。自分ができることに集中し、行動を起こすことで、職場の雰囲気もポジティブに変わっていきます。
主体的であることは、単に個人の成長につながるだけではなく、より良い職場環境をつくるための大きな力となります。私たちが日々の仕事で「自分にできることは何か」と前向きに考え、行動していくことで、患者さんへのケアの質が向上し、チームの連携も深まります。今日からぜひ、「主体的である」という意識を持ち、一歩踏み出してみましょう。