2025.02.18 「患者さまやスタッフ同士とのコミュニケーション」

私たちは日々、患者さまやスタッフ同士とのコミュニケーションの中で、多くの情報をやり取りしています。その中で、「自分の意見を伝えること」に意識が向きがちですが、本当に良い人間関係を築くためには、まず「相手を理解しようとする姿勢」が不可欠です。今回の朝礼では、「7つの習慣」の第5の習慣である「まず理解に専心して、理解される」についての発表がありました。この習慣の本質は、自分の意見を主張する前に、相手の考えや気持ちを深く理解しようと努めることにあります。

多くの場合、私たちは話を聞いているつもりでも、相手の言葉の背後にある本当の意図や感情を十分に汲み取れていないことがあります。特に忙しい医療現場では、限られた時間の中で的確な判断を下す必要があるため、「早く結論を出したい」「自分の考えを伝えたい」という思いが先行しがちです。しかし、信頼関係を築くためには、まず相手の言葉に耳を傾け、共感し、しっかりと受け止めることが大切です。

「相手の話をしっかり聞くことで、本当の気持ちや考えに気づくことができ、より良い関係が築ける」これは患者さまとの関係だけでなく、スタッフ同士のコミュニケーションにも当てはまる重要な考え方です。相手の立場に立ち、その思いを理解しようとすることで、互いの信頼が深まり、チーム全体の連携も向上します。

私たちが目指すのは、単なる医療の提供ではなく、「安心して相談できる関係」を築くことです。そのためにも、まずは「相手を理解すること」を意識し、日々の業務に活かしていきましょう。

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