こどもの青あざ・赤あざの治療をおこなっております。

青あざ(異所性蒙古斑・太田母斑)

青あざは、色素細胞(メラノサイト)が皮膚の深いところ(真皮)に集まって出来るあざで、生まれつき又は生まれて間もなく出来るものや思春期以降の大人になってから出来るものがあります。7~8歳くらいで自然に消えてしまうことが多く、経過観察(放置)が多いのですが、大人になっても消えないタイプのものも存在します。

主な青あざには「異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)」「太田母斑(おおたぼはん)」「青色母斑(あおいろぼはん)」などがあります。

青あざの種類

名称特徴
蒙古斑お尻にできる黄色人種特有の青あざ
異所性蒙古斑体のどこにでもできる黄色人種特有の青あざ
太田母斑蒙古斑と同じメラニン細胞が顔周辺にできた青あざ
青色母斑皮膚の深いところにメラニン細胞が固まってできた青あざ
外傷性色素沈着怪我をしたときに皮膚の中に砂やアスファルトが残った状態
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)思春期から発生する太田母斑の一種(亜型)

※このうち医療保険内でレーザー治療が可能なのは、「異所性蒙古斑」「太田母斑」「外傷性色素沈着」の3疾患です。

青あざの治療法

あざの治療は、形成外科で受診可能です。

おもな治療法はレーザー治療で、あざの種類によって、レーザーの種類が使い分けられています。

青あざではQスイッチYAGレーザーやQスイッチルビーレーザー、Qスイッチアレキサンドライトレーザーが有効です。

このあざは本当に治療が必要なのかと判断が難しいと思いますので、先ずは受診されることをおすすめいたします。

赤あざ(血管奇形・血管腫)

赤あざは、医学的には「血管腫・血管奇形」と呼ばれる血管の異常で、血管が拡張したり増殖したりすることによってできる良性腫瘍です。

大きく分けて、出生時から大きさの変わらない「血管奇形」と、どんどん大きくなる「血管腫」の2種類があります。

血管奇形は血管内皮細胞の増殖を伴わない形成異常によるもので、基本的には自然消退しないと言われています。血管の位置や流れによって、毛細血管奇形、静脈奇形、動静脈奇形に分類され、その性状によって治療方針も変わってきます。

赤あざの種類

名称特徴
単純性血管腫 (毛細血管奇形)生まれつきある、平坦な赤あざ
いちご状血管腫(乳児血管腫)生まれて数日〜数週間後から徐々に出現する、皮膚から盛り上がるタイプの赤あざ
生中部母斑新生児から乳児にある、前額・眉間・上眼瞼内側(サーモンパッチ)、うなじ(ウンナ母斑)などの正中部に見られる淡い赤あざ

※医療保険内でレーザー治療が可能となっています。

赤あざの治療法

あざの治療は、形成外科で受診可能です。大きく分けてレーザー照射、薬物治療、その他の治療(外科的切除、硬化療法など)に分かれます。おもな治療法はレーザー治療で、あざの種類によって、レーザーの種類が使い分けられています。赤あざには色素レーザー(ダイレーザーなど)が有効です。

治療の時期をはじめ「あざ」でお悩みの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。

お悩みの症状について治療が必要かどうか、どのような治療を施すのか、治療後の変化や効果についてご説明いたします。

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