2025.04.13 「“目的地”を明確に」

私たちの朝礼では、日々の実践の中で「7つの習慣」から学んだ気づきを共有しています。今回は第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」について発表がありました。この習慣は、自分が最終的にどのような人生を送りたいのか、どんな人間でありたいのかという“目的地”を明確にしながら、日々の選択や行動を重ねていくことの大切さを教えてくれます。

看護の仕事は日々忙しく、目の前の業務に追われがちです。しかし、そんな時だからこそ「私は患者様に安心と信頼を与えられる看護師でありたい」という明確な理想像を持つことが、対応や言葉の一つひとつに変化をもたらします。たとえ小さなことでも、「こうありたい自分」に照らし合わせて行動することで、看護の質や働く姿勢が大きく変わっていきます。

この習慣を提唱したスティーブン・R・コヴィー博士は「人生の設計図を描くこと」と例えました。建物を建てる前に設計図を描くように、私たちも将来の自分を明確に思い描いてこそ、行動に一貫性と意義が生まれるのです。

どんなに慌ただしい毎日でも、立ち止まって自分の理想を思い描く時間はとても大切です。今日一日をどう過ごすかを考えることは、長い人生の中で大きな一歩となります。患者様との一瞬一瞬を大切にしながら、「終わりを思い描く」習慣を日常に活かしていきたいと思います。

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