2025.04.11 「気持ちが揺らぐ瞬間」

日々忙しく働く中で、私たちはつい周囲の状況や他人の言動に振り回されがちです。しかし、スティーブン・R・コヴィー氏の「7つの習慣」の第一の習慣は、「主体性を持つこと」の大切さを教えてくれます。つまり、どんな環境に置かれても、最終的にどう行動するかを決めるのは自分自身だという考え方です。

朝のミーティングで紹介されたこの習慣は、特に医療現場において非常に重要だと感じます。突発的な患者対応や、時間に追われる業務の中で、気持ちが揺らぐ瞬間は誰にでもあるものです。けれども、そういった時こそ「自分にできることに目を向け、前向きな選択をする」という姿勢が、現場の空気や仲間との関係、自分自身の成長に大きな影響を与えます。

例えば、予定が立て込んでいる中で予期せぬトラブルが起きた場合も、「どうすればスムーズに解決できるか」「相手にどう寄り添えば安心してもらえるか」といった視点を持つことで、ただ対応するだけでなく、価値ある仕事へと変えていくことができます。それは、まさに主体性を持った行動の結果です。

「今日はどんな状況に出会っても、自分の選択で良い一日にする」。そんな気持ちで一日を始めることができれば、自分も、まわりも、きっと笑顔になれるはずです。小さな選択の積み重ねが、豊かなチームと社会を作ることにつながっていくのです。

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