2025.04.10 「自分はどんな看護師でありたいか」

現場で働く日々の中で、目の前の業務に追われてしまいがちですが、ふと立ち止まって「自分はどんな看護師でありたいか」と考えることの大切さを感じる機会がありました。今回は、自己啓発の名著『7つの習慣』の中から「第2の習慣:終わりを思い描くことから始める」について、日々の実践にどうつなげるかを考えてみたいと思います。

この習慣は、人生の最終的なゴールを明確にし、それに向かって行動を選び取っていくという考え方です。日々の仕事や生活の中で迷ったり、流されたりしそうな時も、目指す方向が定まっていれば、自然と選ぶべき行動が明確になってきます。看護の仕事においても、自分がどのように患者さんと関わり、どんな看護師でありたいかという理想を持つことは、日々の判断や行動に一貫性をもたらします。

例えば、処置をただこなすだけでなく、患者さんの不安に気づいて声をかける姿勢や、スタッフ同士が気持ちよく働けるような環境づくりに貢献することも、自分のありたい姿を意識していれば、自然と行動に現れるようになります。それは単なる業務ではなく、「理想の自分」に近づくための選択と言えるでしょう。

今朝の朝礼でこの習慣について話す中で、改めて自分の目指す姿を見つめ直し、「今日一日をどのように過ごすか」を意識するきっかけになりました。忙しい日々の中だからこそ、大切にしたい習慣です。

PAGE TOP