2025.04.07 「シナジーを創り出す」
私たち有明みんなクリニックでは、毎朝の朝礼で「7つの習慣」に基づいた学びと気づきを共有し、スタッフ一人ひとりの意識の向上とチーム力の強化を図っています。4月8日の朝礼では、第6の習慣「シナジーを創り出す」についての発表がありました。

日々の業務の中では、意見の相違や価値観の違いによるぶつかり合いが避けられないことがあります。例えば、ある業務の進め方について「A案が良い」と考えるスタッフと、「B案の方が適切」と感じるスタッフがいた場合、そのままでは対立が生まれてしまいます。しかし第6の習慣が教えてくれるのは、「AでもBでもない、両者が納得できる第三の案」が必ずあるという前提に立つことです。これは単なる妥協ではなく、意見を出し合い、協力することで初めて生まれる新しい解決策です。
発表者は、受付の混雑時の対応を例に挙げました。「受付前に並んでもらう」という案と、「待合室で呼び出す」という案が対立したとき、それぞれのメリットを生かして「受付横に案内表示を設置し、状況に応じて誘導方法を柔軟に変える」という第三の案が生まれたという具体的な実例でした。これはまさに、シナジーによってより良い方法が導き出された好例です。
このように、意見の違いは衝突ではなく、協働のチャンスです。相手の意見に耳を傾け、自分の意見を押し付けず、共に最善策を見つけ出そうとする姿勢こそが、信頼とチームワークを築く鍵であり、私たちのクリニックが一丸となってミッションを実現するための土台となります。
今後も「7つの習慣」を日々の業務に取り入れながら、スタッフ全員が成長し、患者様とそのご家族にとってさらに安心できる医療環境づくりを目指してまいります。