2025.04.06 「看護の質」

今回は、朝礼で共有された「7つの習慣」の第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」についてご紹介します。この習慣は、自分がどんな人生を送りたいか、どんな人間でありたいかを明確にし、そのゴールに向かって日々の選択や行動を重ねていくという考え方です。忙しい医療の現場では、つい目の前の業務をこなすことに追われがちですが、日々の行動が自分の目指す姿とつながっているかを意識することで、仕事の質が大きく変わってきます。

たとえば、私たち看護師は日々患者さんと接し、処置やケアを行っていますが、ただ業務をこなすだけではなく「患者さんに安心と信頼を届けたい」「この方の回復を心から願って関わりたい」という想いを持って行動することで、看護の質が深まります。自分の看護観を明確に持つことが、日々の選択に意味を与えてくれます。

また、職場全体として「どんなチームでありたいか」というゴールを共有することで、声かけや連携の質も高まります。一人ひとりの行動が、組織全体の文化を形づくるからこそ、目指す未来像を意識することは非常に大切です。今日という一日も、自分自身の理想に少しでも近づけるように意識を持って過ごしていきましょう。

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