2025.04.03 「医療現場において欠かせない視点」
本日の朝礼では、「7つの習慣」より第六の習慣「シナジーを創り出す」について共有がありました。シナジーとは、異なる個性や意見を否定することなく受け入れ、互いの強みを活かして協力することで、一人では生み出せないより大きな成果を引き出すという考え方です。これは、まさに私たち医療現場において欠かせない視点です。

医師、看護師、受付、医療事務、そして患者様まで、日々多くの立場の人々と関わりながら業務を行っています。それぞれが持っている視点や感性、得意分野は異なります。例えば、医師は医学的な見地から診断を行い、看護師は患者様の表情や言葉から体調や気持ちを感じ取り、受付スタッフは最初に患者様の不安を察知します。これらの異なる視点を結びつけることで、よりきめ細やかであたたかな医療が実現します。
違いをぶつけ合うのではなく、むしろ「違いがあるからこそ学べる」「補い合える」と捉える姿勢が、チーム医療の本質であり力強さです。実際、価値観や考え方が違うときにこそ、「なぜそう考えるのか?」と互いに耳を傾けることで、新たな発想や気づきが生まれます。それが、1たす1を2以上にする“シナジー”の力です。
私たち看護師は、患者様に寄り添うだけでなく、スタッフ間の橋渡し役としての役割も果たしています。チーム全体の調和を意識しながら、違いを口論ではなく協働へと変える習慣を持つことで、より質の高い医療を届けていきたいと感じました。
今後もこの「シナジーを創り出す」習慣を意識しながら、職種や立場の枠を超えて連携し、笑顔と安心を生み出せるチーム医療を目指してまいります。